生ハムがピチットシートを使えば冷蔵庫で簡単にできちゃうんです。
自分で作った生ハムはスーパーで買う生ハムとは全く違います。
あの芳醇な香り、ちょっとくせがあるけどやみつきになる味、
ワインがすすんじゃいますよ。
何よりスーパーで買う生ハムよりはるかに安い!
スーパーの生ハムみたいに薄くない、塊の生ハムなので、
角切りにしてパスタの材料にするなど、
贅沢な使い方ができちゃいます。
本場の生ハムの作り方は手間がかかるし、日本の気候では難しいです。
ここで紹介する生ハムの作り方はすごく簡単。
大雑把に言えば、ピチットシートで巻いて冷蔵庫に放置するだけ。
さあ、あなたもスーパーで新鮮な豚塊肉とネットでピチットシートを購入して、レッツ生ハム生活!
【注意】生肉を取り扱うのでまな板等の除菌など衛生管理はしっかり行ってください。
実際に自家製生ハム作りに挑戦される際にはくれぐれも自己責任でお願いします。
当方では一切の責任を負いません。
知人からいただいた肩ロースです。でっ、でかい!
300-500gくらいの塊にカットしました。
まんべんなく岩塩をすりこみ、冷蔵庫で一晩。岩塩のお勧めはアルペンザルツ。
ソミュール液とは、濃い塩水に砂糖やハーブなどを入れたものです。
今回は15%の塩、7%の三温糖、黒コショウ粒、ニンジン、ローリエが適当に入ってます。
なるべく空気が入らないように密閉してジップロックなどに入れておきます。
中の生ハム用豚肉が空気に触れていなければOK
ソミュール液には1週間くらい漬けます
ソミュール液に生ハム用豚肉を漬けて1週間後
塩抜き中の生ハム用豚肉。流水でちょろちょろ5時間くらい
燻製はしませんが、水抜き後の生ハム用豚肉を風乾させます。 直射日光の当たらない、日陰に2晩干します。その際、虫がつかないように、燻製用干し籠を使うと便利です。
私の場合、96%ウォッカ、スピリタスを70%くらいに薄めて、生ハム用豚肉の消毒に使っています。
ピチットシートで隙間なく生ハム用豚肉をつつんで、冷蔵庫に入れます。
ピチットシートは、始めは1日経ったら、その後1週間は3日置きくらい、その後は1週間置きに交換します。
交換の際には、アルコール消毒忘れずに。
だんだん飴色になってきます。2か月程度冷蔵庫の中で熟成させて完成。写真は豚肉を熟成させて2ヶ月後。すっかり芳醇な香りがする旨味たっぷりの生ハムが完成しました。